
●おたね人蔘とは?中国最古の医学書にも 記された生薬

「おたね人蔘」とは高麗人蔘のことで、元来は「人蔘」と呼ばれ、中国、朝鮮半島で最も高価な漢方生薬の一つとして、数千年にわたり珍重されてきました。中医学の三大古典の一つ、「神農本草経(しんのうほんぞうきょう)」には、五臓を補い、精神を安定させ、智を益し、体を軽くして延命の作用などがあると記されています。 日本では江戸時代、八代将軍徳川吉宗の頃、幕府が諸藩に「御種(おたね)」を与え、栽培を奨励したことから「御種人蔘」と呼ばれるようになりました。 産地や時代の変化により「朝鮮人蔘」「薬用人蔘」「高麗人蔘」など様々な名称で呼ばれてきましたが、恵春堂では、近年その名の由来にもとづき「おたね人蔘」と、その中でも大根島産のものを「雲州人蔘」と呼び、この類い稀な大地の恵みを皆さまにお届けしています。
ORIGIN OF GINSENG


●人蔘成分のはなし 人蔘特有の成分「サポニン」が 健康をサポート
「漢方の王様」として数千年前から珍重されてきた人蔘には、マグネシウム、カルシウム、鉄などのミネラルや、ビタミンB群などのビタミン類、アミノ酸のほか、「サポニン」という成分が30種類以上も含まれています。この「サポニン」は、免疫力の向上など私たちの健康維持に役立つ成分とされています。特に、人蔘特有のサポニンの中でも「ジンセノサイド」の含有量が重要です。4年から6年かけて育てられる人蔘は、大地からしっかりと栄養を吸収し、「サポニン」の含有量が最も高まるため品質がよいとされています。

